小説メイキング

小説のメイキングを、というお便りがありましたので書いてみます。
メイキングを知りたいということは、何か私の書くものに良い部分があると思って下さったということなのでしょうか……そうだとしたら、とてもありがたいことです。

何の技術もないド素人なので「そのやり方はおかしい」のオンパレードだと思うのですがご容赦下さい。

【使用ソフト・アプリ】

・Simplenote
PCからもスマホからも記入できて文字数カウントもあるノートアプリ。シンプルで使いやすいです。
以前はevernoteを使っていたのですが、どんどん複雑化されていき私には使い辛くなってしまったので乗り換えました。

・一太郎
校正に使用。以前はワードでやっていたんですが、アルゴナを始めたあたりで思い切って買いました。私が持っているのはフォントなしの安いほうです。
校正のみの使用でも買って良かったなと思っています。

【文字入力】
PCの変換はwindowsデフォのMicrosoft IMEです。一太郎付属のATOKは自分には合わず……
スマホはandroidで、キーボードは長らくgoogle日本語入力でしたが、サポート終了に伴いGboardへ移行。
右下の読点キーを下フリックで三点リーダが出るんです。「わ」を下で「~」。これ本当に便利。
ゲームをやるにはiPhoneのほうが最適化されてるだろうなと思いつつ、文字入力が快適なので中々乗り換えられないです。カーソルキーのないキーボードで生きられなくなってしまった……

【その他】
pixiv小説の表紙はクリスタで作ってます。表紙画像作成は息抜きとモチベ上げに最適。

これで終わりでいいですか?😂
リクエストして下さった方からはプロットの書き方、メモの取り方などを、というお話だったのですが……
お恥ずかしい話なのですが、プロットがないし、あまり頭を使って書いていないので、書き方をなんと説明したらいいのか分からないんです。ド素人で申し訳ないです。
でも、私なぞの書き方を知りたいとおっしゃって頂けて嬉しいので、ありのままを順を追って説明してみようと思います。


1.思いつきます。
ほぼお題から発想できないダメ人間なので思いつきありき。
「〇〇って××じゃないか!?」と突然言いたいことが出てきたり、「〇〇な××が見たいな」という欲望ありきだったり、あとは語りや台詞が浮かぶので、すぐ書けないときはそれを忘れないようにします。

2.(この工程はないときもあります)Simplenoteを開き、「○○が✕✕して▲▲する話」という概要を一番上の行に書きます。これがメモやプロットになるのかな……
たいてい一言ですが、時折「〇〇をする」とか「××になる」とか追加メモもあります。

今過去のファイルを確認したのですが
「出られない部屋にて」は「唇じゃないと解錠できないことにかこつけて唇以外のあらゆる場所にチューする話」
「僕たちは部屋を出ない」は「トレイの愛を失う日が怖くてトレイを殺すリドル 自分で調合した毒薬」
と、最初の一行にありました。そんな感じです。(これらの話は短編ログ2にまとめてあります)
(アルゴナ書き始めたあたりでこの最初の行が字数カウントに邪魔と気付いて書き終わったら削除するようになったのですね。そのためアルゴナ完成作品では残っていません……)

3.その下に書きたいことを書きます(小説本文)。2の概要行を書かずにいきなり本文を書くこともあります。
セリフありきの漫画脳人間なのでセリフから書くことが多いです。一人称が多いのも喋るように書けるからだと思います。文学的センスがないとも言えますね。
落ち着いたら台詞の間に地の文を入れたり場面がわかる文章を追加したりします。
必要なことはググって軽く調べたりします。あくまで趣味なのであまり無理はしない……
1万字未満の短い話だとこれで終わりです。

4.長めの話は、書きたいシーンを書き出したら繋がるように間を埋めます。一番大変。ここで挫折することがよくあります。数か月以上の放置をしている書きかけが積み上がってます……
自分で読む分には書きたいシーンだけ書き上げれば楽しめてしまうので、誰かに読んでもらいたいなあというのをモチベに書きます。この作業はPCの前に座らないとできないことが多いです。スマホだとなかなか……

5.一太郎に流して校正して、非公開投稿して実際の画面で読み返して、問題なければ公開投稿。

以上です。
「最初の一行概要」以外のちゃんとしたプロットは特にないんです。というか、プロット作れない病を患っておりまして……
でも三万字超えた話(All beauty must die)を書いたときだけはさすがにまずいと思って、ほぼ書き上げた段階で各章あらすじを紙に書き出して章の順番に問題ないか確認しました。特に修正はなかったんですがあれがないと安心できなかっただろうなぁ。

小説の書き方本にもプロット大事ってあるし、事前にプロットを作れば、もうすこし未完成放置作品とかも減るのかなと思ってはいるのです。
言い訳すると、最初に文章が浮かぶじゃないですか、でも私にはそれを長時間覚えておく記憶力がないので、プロットを書く余裕がないんです。あと、書きながらじゃないと考えられないので……これほんとなんとかならんのか……衝動性だけで書いてるから……どうすればいいんだろう。
(不安になってツイ検索したら、プロットなし派結構いた!安心しました😂自分なりにこれからも模索しながら書きたいと思います)

二次創作あるあるとして、途中に何度も原作を確認します。「坂を登る」の原作確認作業は本当に大変でした。私の狭いキャパを超えてた。今思い出してもお腹がウッてなる……
ソシャゲ原作は「あの話どこだっけ……(次々に各話をタップ)」が発生しやすい。電子書籍小説は検索できるから、ジャノベはそういう意味でも神。
ツイステは公式の設定資料集にかなり助けられました。ダブエスも出そうよ~!二次創作上の利便性抜きにしても欲しい。音ゲー攻略記事も読みたいし。日常パートの相性や得意不得意の一覧も欲しい。そんで呼称表つけてくれ……(欲望に正直なオタク)

こんな感じでしょうか。
メイキングになってますかね……読み物としてもあまり面白くない感じが……申し訳ない。
少しでも楽しめる部分があったら嬉しいです。